LPステレオ後期   
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JBL4350とC31の部屋
Room5全景  JBLの部屋
2007年11月現在
 
JBLについて  (山中敬三氏著「オーディオ博品館より)
 1946年に鬼才ジェームス・バロー・ランシングがウイリアム・トーマスと共に、
小さな高級ラウドスピーカー・マニュファクチュアを創立したのが、現在のJBL
の始まりである。その2年後にJ・B・ランシングはこの世を去っており、彼の卓抜
した技術センスを当時のスタッフが受け継いで、高級スピーカーメーカーといて
の地位を確立したのはそれから数年後だが、とりわけ彼ランシングが以前に在
籍したアルテック・ランシング社(ちなみにランシングの名前がこうしてアメリカ
の二つの代表的なスピ^カーメーカーに残される形になったのであるが、これ
は他にまったく例を見ないことなのだ)以来の、ウェスタン・エレクトリック・シア
ターサプライ・システム用スピーカーで培われた技術を背景にした強力な高性
能ユニットをベースに、当時としては先進的な優れた工業デザインを製品に活
かした点が他の会社に抜きんでていたといってよく、その後の同社の躍進の
バックボーンとなっている。 現在JBLの製品が我が国のオーディオファイルの
間で、もっとも人気の高いブランドとなっていることは、誰しもが認めていると思
うが、その性能の高さを別にしても、高品質に裏付けられた抜群のセンスのデ
ザインにも人気の秘密があるといってよいだろう。しかもこのポリシーを創立以
来35年に渉って一貫して保ち続けたという事実の重みは、まさにかけがえのな
いものだ。
 
 

音の逸品館 (1926〜2016) vol.15
自作36kg砲金糸回しターンテーブル
1975年無線と実験10月号に製作記事を書いてます
ターンテーブル材質の検討の為テクニクスSP10MKUのアルミターンテーブルと同サイズの亜鉛製(6.5kg),砲金製(8.3kg)を作り比較試聴。砲金37cm径、
高さ5cm,重さ36kg,ステンレス製100mm長、タングステン合金受け軸
超硬ボール使用。EMT用オイル
SONY2Tr38用キャプスタンモーター

 
 
 
 
 
 
 
SME について      (山中敬三氏著「オーディオ博品館より)
 三十年にわたりトーンアーム一筋の道を歩んできたSMEの魅力は、そのポシ
ーを製品の上に具体化するためのこだわりを忘れることなく、メカニズムの本質
しっかり捉えて、製品を造り続けてきたメーカー、いやマニュファクチュアだとい
うことに尽きると思う。 「ザ・ベスト・アーム・イン・ザ・ワールド」という言葉は、
SMEが自社の精密トーンアームに対して最初から好んで用いている有名なキャ
ッチフレーズである。事実SMEのアームは、本格的ユニバーサルアームのオリ
ジナルであり、常に時代のトップにふさわしい製品を送りだしてその王座を保
ち続けたのである。SMEはアラステア・ロバートソン・アイクマンが1946年英国
のステイニングに創立した会社である。創立当初は社名のスケール・モデル・
イクィプメント・カンパニー・LTDのとうり、スケールモデルとその小型部品の製
作が仕事であった。しかしまもなく製品の主体は航空計器や事務機用部品など
の精密機械加工に移っていった。社長のアイクマンは、彼の最大の趣味であっ
たハイファイのシステムのプレーヤーに使用するために、これまでに例のない
精密級ピックアップアームをその得意とする精密機械加工設備を利用して造る
ことを思いたち、試験的なモデルが製作された。これが趣味を通じて知りあった
オーディオ業界の友人たちの間で非常な評判を呼び、それがきっかけとなって
アイクマンはアーム製作の事業化を決意したのである。1959年社名の頭文字
をそのまま使った最初のSMEプレシジョン・アーム、モデル3012が産声をあげ
た。交換可能なオルトフォンGタイプヘッドシェル採用、ナイフエッジによるスタテ
ィックバランス方式、パイプアーム、ハイドロダンパー付きアームリフターそして
スライドベースなど、SMEアームを特長づける構造機能は、すべて最初のモデ
ルで既に装備されていたのである。
 このアームの精密さは、実際の性能面にもはっきり現れている。針先からみ
たアームの初期感度は、上下左右共に20mgオーダーを実現し、当時の他社の
水準をはるかに凌いでいた。ハイコンプライアンス・カートリッジに対しても十分
なトレースが可能で、その幅広い対応性はまさにユニバーサルにふさわしい内
容であった。このアームの魅力は単に性能の素晴らしさにとどまらず、精密機
械のみがもつ精緻で無駄のないデザインと仕上げにあった。アイクマンの完璧
主義者としてのこだわりがそこに見られるのだ。
 
 

音の逸品館 (1926~2016) vol.14

SME 3012 old
スタティクバランス型
ステンレス製
全長400mm
実効長307.3mm
適合重量9.5〜34g
針圧調整0〜5g
アームリフター
インサイドフォースキャンセラー
ラテラルバランサー
スライドベース
ヘッドシェ取り付け調整機構
1959
ステレオ録音レコードが登場し音溝両側の45度方向に録音されているがトラッキングには上下方向に感度がよく、しかもある程度質量のあるトーンアームが必要となると1958年当時オルトフォンRMGシリーズしかなくオルトフォンSPUを愛用していたSMEの創業者アイクマンがRMG を上回る開発したのが3012オリジナル。
上下方向の回転受軸部に毒薬天秤ばかりなどに使われている高感度のナイフエッジを左右方向の回転部に閉鎖型精密ボールベアリングを採用した、スタティクバランス型である。アームパイプにはステンレス鋼が採用され、オフセット角を持たせるべく先端がレコード内周側に曲げ、オーバーハングとともにレコードの音溝に対する針先のトラッキングエラーを最小に抑え、歪みの発生を低減させる。ヘッドシェルコネクター部のガイドピンの入るパイプ側の溝が上下2個ずつ計4個あり、しかもアーム先端の4接点の配置がスクェア型とクロス型の両方に対応できるよう、45度回転できる。
アームベース部が前後に1インチ移動できる設計になっているのでGシェルやノイマンDST、EMT、オルトフォンのAシェルも使用できる。シリーズUから標準装備されるインサイドフォースキャンセラーは初期のモデルでは装備されていないが1961年からオプションとして発売。

 
 
 
 音の逸品館 (1926~2016) vol.13
EMT 997 old
ダイナミックバランス型
実効長297mm
オーバーハング15mm
針圧範囲0〜5gr
アンチスケートディバイスあり
 
 
 
 
 
 
バークレー・デジタル F1−CD
Barclay バークレー
 
我が国には1992年、凝りに凝ったCDトランスポート「M1」で突然デビューした
のが『バークレー』。
 ただしそれが1号機ではなく、マイケル・ガーゼス氏がテキサス州に「バークレ
ー・デジタル」を設立したのは1985年のこと。もともと航空機用の金属材料研究
にたずさわる一方、熱烈な音楽ファンでもあったガーゼス氏は、当初、その技
術を生かしたCDプレーヤーの改造を手掛け、独自のDCサーボ回路をはじめ
オペアンプやパワーサプライを開発して知られるようになった。しかし’89年以
降は市場にハイグレードなD/Aコンバーターが多いにもかかわらず、それに見
合うトランスポートが見当たらないことから、トランスポートの開発を進め、第1
号機「キャバーネット」を発表している。 したがって前記のM1は第2号機だった
わけだが、さらに’93年には、一段とハイグレード化を図った、豪華でユニーク
なスタイルの「X1-CD」を発表している。
           
 
Stereo Sound 「オーディオ 世界の一流品」より
 
       
 
Birdland Audio Odeon-Lite
クロスオーバー・ネットワーク SONY TA−D88
 

音の逸品館 (1926〜2016) vol. 60
Sony TA-D88
4ウェイ エレクトロニック クロスオーバー ネットワーク
入力端子及び感度/インピーダンス:1系統 1V/50kΩ
クロスオーバー周波数:
ユニット1?140Hz,225Hz,280Hz
ユニット2?500Hz,800Hz,1kHz
ユニット3?1.25kHz,2kHz,2.5kHz
ユニット4?5kHz,8kHz,10kHz
減衰特性:-25dB/oct
出力レベルコントロール:0~-30dB
SN比:110dB
全高周波比率:0.003%(1V出力時)
出力インピーダンス:100Ω
挿入損失:0dB
1978

 
 
 
 
 
 
 
 

音の逸品館 (1926〜2016) vol. 61

Burmester 808 Mk2
Control Amp
入力端子及び感度/インピーダンス:
Phono(MM)?0.5mV/33kΩ,47kΩ, 68kΩ切替(並列容量?
56pF, 150pF, 270pF, 390pF切替)
Phono(MC)?0.12mV/10Ω, 22Ω,
39Ω, 68Ω, 150Ω, 1kΩ切替
Line?125/mV/100kΩ
Phono 最大許容入力:
MM?30mV, MC?6mV
出力レベル/インピーダンス:Rec Out?0.5V(最大7.5V)/200Ω、
Pre Out?最大9V/50Ω
全高調波比率:0.0009%(1kHz)
混変調比率:0.0005%
Phono RIAA偏差:±0.1dB(30~20kHz)
周波数特性:30~20000Hz±0.1dB
入力換算雑音:Phono(MM)130dBV
(MC)146dBV
Line?129dBV
チャンネルセパレーション:70dB
1984

 
 
 
 
 
 
BURMESTERプリアンプ ブルメスターModel 808MkU
 当時、西ベルリンで医療機器やコンピューターのインターフェイスを開発する
会社を、友人と共に設 立し従事していたディーター・ブーメスター氏、一方で
は熱心なオーディオファイルでもあった。しかし、納得できるアンプに巡りあえ
なかった彼は、みずからアンプを設計したところ、これが雑誌に採り上げられ非
常な評判となり、ついに1977年「ブーメスター・オーディオシステムズ」を設立す
るに至ったという。製品はその年のプリアンプ「モデル777」に始まり1980年の
「モデル808」プリアンプ、さらに1983年にはフォノアンプ「モデル838」と、いずれ
もコンピューター設計などで得た微少レベルの信号を性格に伝えるノウハウが
活かされ、しかも高級機にふさわしい作りの良さなどにあいまって非常な好評
を得た。そして1987年には初のパワーアンプ「モデル878」を完成。
ドイツにおける高級機メーカーの名を確立した。          
 Stereo Sound 「オーディオ 世界の一流品」より
 
 

音の逸品館 (1026〜2016) vol. 46

Goldmund Mimesis 8.5
JBL 4350改造 1500AL 専用
内部主要パーツに徹底的な振動対策を施したAB級動作のパワーアンプ
この振動対策はメカニカルグランディング構造と呼ばれる内部の機械的な振動を外部に逃がすために最適なポイントを探り、そのポイントに部品を設置することで他に影響を与えないようにするもの。
増幅回路をより大型のトロイダル電源トランスと組み合わせて搭載。電源供給経路を最短にすることにより、ハイスピード化が図られている。
実効出力:200W+200W(8Ω)
入力感度/インピーダンス:1.5V/50kΩ
消費電力:1000W
スタンバイ時:80W
重量:40kg
1993

 
 
 
 
 
 
JBL2405用パワーアンプ:クレル KSA−100 (1982)
KRELL KMA100 について         
 Stereo Sound 「音の世紀」より  傅 信幸著 
’80年代の初頭にアポジーのスピーカーに出会って感銘を受けたわた
しは、まもなくクレルのアンプと当然のように出会うこととなる。製品とし
てアポジーの2号機、わたしがアポジーのスピーカーと自宅で暮し始め
ての2台目となる「シンティラ」は、アポジーの大型な1号機よりも大きさ
も価格も現実的になっていたとはいえ、公称インピーダンスが1Ωという
じゃじゃ馬だった。英国のオーディオ雑誌の実測データによると、最低イ
ンピーダンスは0.88Ωに達して1Ωを割りこんでもいた。パワーアンプに
とってほとんどショートの状態である。当時アポジーを「鳴らせる」推奨
パワーアンプのリストにあったのは、ハーマン・カードン、マークレビンソ
ン、アキュフェーズ、そしてクレルだった。そのクレルの創業者であり社
長のダン・ダゴスティーノ氏が初来日し、彼のアンプをデモするときに、
一緒に日本に持ち込んできたスピーカーはアポジーのシンティラだった
そのときダンは、「どうだ、まいったか」という顔をしていた。SF小説・映
画の一里塚、「禁断の惑星」にはほとんど永久的で莫大なエネルギー
が登場する。その名をクレルという。幼い頃にこの映画を観て魅了され
自社を創業する前にエレクトロスタット・スピーカーのメーカーにいて、
駆動するアンプの設計にさんざん手を焼いていたダンは、自社を創業
するにあたって、アンプ設計のテーマを電流供給能力(アレント・ケーパ
ビリティ)の高さとした。そうすると当然、電源部は巨大化し、大きな放
熱器に出力素子が多数並んだマンモスアンプとなる。90年代に、業績
が好調なクレルは、ますますマンモス化させたアンプを増やした。ダン
はますます「まいったか」という顔をした。こうなると80年代のクレルがデ
ビューした初期のKMA100やKSA50は、もはやかわいいものである。
アポジーを駆動する電流供給能力を持ちながら、リズムのフットワーク
は軽快で、響きがしなやかなKMA100やKSA50をわたしは今も忘れない
まるでダムの放水のようなモンスターアンプのマッチョな音はたしかに
凄い。快感的である。クレルと言えばついついモンスターアンプが話題
になる。しかし、あまり大型でないクレルのアンプが実は魅力的である
こともわたしは発見している。そしてそのことは、現代のクレルのライン
ナップでも共通しているのだ。
       

音の逸品館 (1926〜2016) vol. 38
FM Acoustics
Resolution Series
FM-611X

FM Acoustics
FMアコースティック」は、1991年スイスの超高級アンプとして、
突然我が国に登場したが、会社は1973年マニュエル・ヒューバー氏
によって設立されている。もっともそれは非常に小規模のもので、
製品もスタジオ用機器に限られ、最初の製品はその年に発表された
パワーアンプ「FM800A」と、レゾナンス・フリー・ホーン」と称
する独自の無共振ホーンだった。
その後、1985年には「FM236シリーズ」のチャンネル・ディバイダー
を発表、また1989年からは「リゾリューション・シリーズ」として
コンシューマー用にも対応したアンプ群を手がけるが、開発には時間
もコストも無視して性能だけを追求するという姿勢だけに、いずれも
非常に高額なもので、パワーアンプは「FM810」「FM610」、
コントロールアンプは「FM244」などを発表、そして1991年には、
これらのモデルがいずれも改良された「FM811」「FM411」と中間
モデル「FM611」が発売。1992年日本向けモデルとして「FM611X」
が安く販売された。
外観デザインは全く変更されていないが、内部は上級機のFM811と
同様な内部構造にグレードアップされ、奥行きが611より21mm長くなり811と同じになった。
出力:250W+250W(8Ω),420W+420W(4Ω),650W+600W(2Ω)
入力感度/インピーダンス:1.6V/40kΩ(平行)
SN比:110dB
JBL4350改造 2440ドライヴァー専用として使用

 
 
 
 
 
 
 
 
       
 

音の逸品館 (1926〜2016) vol. 44

Goldmund Mimesis 28
従来機特徴だったメカニカルグランディングの思想はそのままで
厚手の真鍮やアルミ材を組み合わせたシャーシーに変更。
電源部はあえて小容量のトロイダルトランスを片チャンネル4個使用し、
加えてケミコンを含めたパワーサプライユニットを封印されたトランスケースに収納し、増幅回路への振動を遮断している。チューリッヒ工科大
の開発によるjobサーキット採用の増幅回路も、MOS-FETを4パラレル構成
とした出力段もモジュール化されている。
実効:200W+200W(2~8Ω)
入力感度/インピーダンス:1.45V/53kΩ(平衡/不平衡,実効出力時)
SN比:105dB(0.01Hz~1MHz), 120dB(ASA-A WTD)
消費電力:2000W(最大)
重量:40kg
1997
JBL4350改造WE728-B専用アンプとして使用

 
 
 
 
 
JBL2202A用パワーアンプ:ゴールドムンド ミメシス28 (1997) 
Goldmund ゴールドムンド
ミッシェル・レヴァション氏がひきいる「ゴールドムンド」の製品が日本に登場し
たのは1985年のことで、それはフランス製の「スタジオ」というプレーヤーシステ
ムと「リファレンス」と名付けられた、これは非常に大型のプレーヤーシステムだ
った。だが同社は1086年頃には本拠をフランスからスイスへ移し、小型テープ
レコーダーで知られる「ス寺ボックス社」を傘下におさめ、アンプ、そしてスピー
カーと進出を図りはじめた。日本に登場した同社アンプは、まず1989年のコント
ロールアンプ「ミメイシス2」とパワーアンプ「ミメイシス3」の、ともに薄型機だっ
たが、続いて発表された大型パワーアンプ「ミメイシス9」および、そのモノラー
ル版「ミメイシス9.2」で、たちまち人気モデルの座に躍り出た。
 また、同89年には、超大型スピーカー「アポローグ」も姿を見せ、今年はD/A
コンバーター「ミメイシス10」が注目される。
    Stereo Sound 「オーディオ 世界の一流品」より 1991
 
         
 
 

音の逸品館 (1026〜2016) vol. 46

Goldmund Mimesis 8.5
JBL 4350改造 1500AL 専用
内部主要パーツに徹底的な振動対策を施したAB級動作のパワーアンプ
この振動対策はメカニカルグランディング構造と呼ばれる内部の機械的な振動を外部に逃がすために最適なポイントを探り、そのポイントに部品を設置することで他に影響を与えないようにするもの。
増幅回路をより大型のトロイダル電源トランスと組み合わせて搭載。電源供給経路を最短にすることにより、ハイスピード化が図られている。
実効出力:200W+200W(8Ω)
入力感度/インピーダンス:1.5V/50kΩ
消費電力:1000W
スタンバイ時:80W
重量:40kg
1993

 
 
 
 
JBL1500AL用パワーアンプ:ゴールドムンド ミメシス8.5
 
 
 
JBL 537-500 について    
Stereo Sound 「音の世紀」より  菅野沖彦氏著
JBLの「375」ドライバーに「537-500」ホーンを組み合わせた中高域ユニットは
永い間僕のオーディオ生活の核となってきたものである。これを使い始めたの
は1968年の春だから、もう32年以来(2000年当時)も経ったことになるが、いま
なお、現在も僕のレコード演奏には欠かせないスピーカーユニットなのである。
製品そのものについては、詳しい説明は避けるが、とにかく素晴らしいコンプレ
ッションドライバーとユニークなホーンで、32年間使ったいまでもまったく不満は
なく飽きることがない。それどころか、むしろ、まだ未知の可能性さえ感じさせる
のだが、底知れない凄さを感じている。いっぽうで、32年も使っているので、
このユニットが再生する音は僕にとってのオーディオサウンドのリファレンスに
もなっている。たぶん、僕にとって、この「375+537-500」は一生の宝物であり続
けるだろう。技術の進歩と音の向上の関係は、じつに複雑なものであるが、
これは、そのほんの一例にすぎない事実なのである。
 
   
   
   
   
   
   
   
   
   
06年6月現在
 
(JBL4350のユニットを変更、種々のアンプとケーブルを使って4Wayマルチに
再挑戦しました)
 
 
 
このユニットで再挑戦
手持ちのケーブル CDプレーヤーから
CDプレーヤーの
電源ケーブル
デジタルケーブル DAコンバーター
DAコンバーターからプリへ
プリアンプ プリより
チャンネルディバイダーへ
   
ウーハー用
ゴールドムンドアンプへ
その他のアンプへ
4Wayアンプ
低音用スピーカーへ
   
   
   
ミッドウーハーへ
   
   
ミッドハイとツイーターへ
   
   
   
04年8月現在
04年6月以前
   
2003年9月15日以前の全景
   
systemR JBL4350を鳴らす
 JBL 4350{1974}エンクロジャーと2440のみ使用、
 +2395スラントプレート音響レンズ付ホーン+075+1500AL×2
 ←金田式A級DCアンプ×4
←SONY TA-D88チャンネルデバイダ2
←BRUMESTER 808MkUプリ
←BIRDLAND AUDIO Odeon-Lite D/Aコンバーター
←BARCLAY DIGITAL F1 CDトランスポート
=38Kg 自作砲金糸廻しプレーヤー
←SMEアーム プロトタイプ←ORTOFON SPU−Gアニバーサリー
 
 
 
 
JBL4350WX STUDIO MONITOR
 1973年初期のモデル、当時のユニットはウーファーが15inの2230Aを2発、
ミッドバスが12inの2202A 、ミッドハイが4inダイアフラム/ 2inスロートドライ
バーの2440+2331ホーン/2308音響レンズ、トゥイーター2405 
バイアンプドライブ専用です。
★4ウェイ・5スピーカー・バスレフ・フロアー型 
★最大入力:200W(250Hz以下,4Ω)、100W(250Hz以上,8Ω) 
★出力音圧レベル:95,5dB/W(1m) 
★クロスオーバー:250Hz(エレクトリック)、1.1kHz、9kHz、
★周波数帯域:30〜20,000Hz±3dB 
★最短試聴距離 8ft ★寸法:W121×H89×D61cm 
★重量:110kg  1973年
1973年、勤めていた診療所の退職金とL200の下取りで音も聞かずに
注文しました。
 日本で数台目の納品でした。
 
 
4350WXはエンクロジャーと2440のみ使用して2395スラントプレート
音響レンズ付きホーン、175DLH、075にウーファーを1500ALに変更して
4Wayマルチで鳴らしています
(2003)
 
 
075
ホーン型トゥイーター、口径:7.9cm インピーダンス:8Ω、VC径:4.4cm
最大入力:20W、出力音圧レベル:110dB
2440
インピーダンス:16Ω、最大入力:60W 出力音圧レベル:118dB,
周波数特性:500〜12000Hz VC径:10.2cm,クロスオーバー:500Hz以上
 
 
 
 
 
 
 
 
JBL Project K2用 
15inch Freqency Transducer 1500AL
許容入力:400W 周波数特性:20〜2kHz 出力音圧レベル:94db
定格インピーダンス:8Ω 推薦クロスオーバー:800Hz以下
重量:18.1kg
推薦エンクロージャー:
クロスオーバー500Hz以下の場合内容積4.0=113.3リッター
 
 
金田式DCアンプ 4Wayマルチ
A級DC30W−30W(ツイーター)
A級DC50W−50W(ミッドハイ)
A級DC50W−50W(ミッドロウ)
AB級DC80W−80W(ロー)
バートランドオーディオD/Aコンバーター
★SONY TA-D88
★形式: 4Way Electoric Crossover Networks
★入力端子及び感度/インピーダンス: 1系統1V/50kΩ
★クロスオーバー周波数:140Hz、225Hz、 280Hz/500Hz、
800Hz、1kHz/1.25Hz、2kHz、2.5kHz/5kHz、8kHz、10kHz、各ユニットより3個
★減衰特性:-24dB/oct ★SN比:110dB
★出力出力レベルコントロール:0〜-30dB(1dBステップ)、 
★全高周波歪率:0.003%(1V出力時)
★出力インピーダンス:100Ω ★重量:7,4kg
★W48.0×H8.0×D36.5cm   1978年
 
 
 
BURMESTER 808MK2
★入力感度/インピーダンス:POHNO(MM)・0.5mV/33KΩ、47KΩ、
68KΩ切替(並列容量・56pF、150pF、270pF、390pF切替)
PHONO(MC)・0.125mV/10Ω、22Ω、39Ω、68Ω、150Ω、1kΩ切替、
LINE・125mV/100kΩ
★PHNO最大入力:MM・30mV、MC6mV 
★全高調波歪率:LINE ・0.0009%(1KHz) 
 混変調歪率:0.0005% 
★出力レベル/インピーダンス・REC OUT・0.5V(最大7.5V)/200Ω、
PRE OUT・最大9V/50Ω 
★PHONO RIAA偏差:±0.1dB(30〜20,000Hz)
★周波数特性:30〜20,000Hz±0.1dB
★チャンネルセパレーション:70dB(PHONO・MM) 
★出力:バランス、アンバランス各1系統
★外形寸法:482W×170H×385D
 ★重量25kg(本体)、2.2kg(電源部)
 
 
 
 
 
BARCLAY DIGITAL F1-CD
音楽のための工芸品。
エアクラフト級アルミ材によるブロック削り出しシャーシーや、
直径10cmもの柱状ベース、光学系は定評あるCD−M9を採用しながらも、
そのフレームは強固なアルミブロック製とし駆動モーターも
スピンドル・アッセンブリーも特別仕様。
★デジタル出力:
AES/EBU 1系統/SPDIF(RCA同軸)1系統/光(STリンク)1系統
★寸法/重量:W440×H90×D350mm/15kg
 
 
自作砲金38Kg糸廻しプレーヤー
 
Ortofon オルトフォン SPU-85Anniversary
 
2003年9月にオルトフォンは再びSPUを蘇らせSPU-85Anniveersary(GE)を
登場させる、SPUの新たな歴史のはじまりとしたようである。オルトフォン自身
もちょうど創業85周年の節目に当たる年でもあった。このSPUの新たな試みは
MCコイルの巻線の線材に、Aucurum(オーキュラム)という新しい材料を採用し
たことと、木材の表面を漆で処理をしたヘッド・シェルを採用したことだろう。
 このどちらも、カートリッジの音色に大きな変化をもたらすことは確かである。
オーキュラムは99.9999%(6N)の高純度銅線の表面を99.99%の純金で覆った
複合クラッド材を使用した、太さ0.03mmのポリウレタン絶縁被覆線材、というの
がその内容である。純度の高い銅線が持つ極めて明快で解像力の高い音色は
ともすれとヒステリックになりがちな、危ういバランスの上に成立しているのだが
その危うさを純金がもつモデレートで豊かな音色が包み込み、全体的にバラン
スのよい表現力に富んだ音を持つカートリッジに仕上げられている。
 一聴して、音楽を楽しむためだけに作られたカートリッジであるのにうなずか
される。これほどにMCカートリッジでは、コイルに使用される線材の重要さを改
めて再認識されるのである。おそらくこの新しい線材に適合したダンパ・ゴムの
選定にも、最新の注意が払われただろう。アルミニウム合金製のカンチレバー
はこの新しい線材のコイルが適合しているといいたいほどのバランスのよさで
ある。さらに好ましいのは、スタイラス・チップが、最もよい音のする比率の先端
形状である0.3×0・7ミル(8×10μm)の楕円形のチップに戻ったことである。
適正針圧が3.5grと楕円針としては重めであるが、これはおそらく最近の楕円型
が、旧来の純楕円型ではなく、より重めの針圧にも耐ええるライン・コンタクト型
に近い改良型の楕円針となっている証左であろう。一般的な見解として、オルト
フォン・タイプのMC型カートリッジでは、原器といえるSPUを初めとして、振動系
を制御するダンパの構造とそれに使用されるブチル系の人造合成ゴムの材質
特に硬度が制限を受け、コンプライアンスをそれほど高く設定できない。ゴムの
硬度が低く柔らかいダンパを採用した軽針圧動作のカートリッジは、どうもあま
りよい音に仕上がらないし、経年変化が大きく、振動系の動作が不安定に陥り
やすい。そのような理由で、オルトフォン・タイプのMC型カートリッジは2.5gr以
上の比較的最適動作針圧の高い製品が多い。この重針圧、楕円針のごとき音
溝に接する面積が小さいタイプのチップでは、音溝の変形が大きく、弾性変形
領域を超え、塑性(そせい)変形を起こして音溝の永久変形を起こす恐れが常
に付きまとう。その点、新しいライン・コンタクト型楕円針は、球面音溝への接触
面積が縦に線状に長く設計され、音溝の壁の変形が少なく、そのぶん針圧を加
えやすい。さらに従来のコニカル型や旧楕円型で部分的に変形が残ってしまっ
た音溝でも、ライン・コンタクト型では、変形部分をブリッジしてトレースが可能と
なる。したがって、適正針圧範囲も広く、最近のMC型には安心して使えるスタイ
ラス・チップといえる。ヘッド・シェルも大きくカートリッジの音色を左右する部分
である。
 SPU-85Anniversaryでは、ヘッド・シェルは飛騨高山の木細工師と石川県の
漆工芸師の伝統技
術を巧みに組み合わせた細工物である。
使われている木はブナとのことである。

    アイエー出版 海老沢 徹氏著「フォト・カートリッジ大全」より
 
 
 
Ortofon オルトフォン MC Kontrapunkt-a
 MC Kontrapunkt-aは、基本的にはMC Jubileeの改良発展型で、
MCシリーズの一族に位置づけられるだろう。Kontrapunktは英語のCounterpoint、音楽技法でいうとこるの対位法である。
振動系を構成するカンチレバーは、Jubileeが極細のボロン・ロッドを採用して
いたのに対して、外径0.5mm、厚み0.04mmの極めて細いアルミニウム合金の
ストレート・パイプになっている。しかも、細さゆえの強度の低下を抑えるために
アルミニウム合金には、微量のマグネシウムとシリコンを含有する、極めて抗
張力が高い新しい材料が採用されている。この新素材のカンチレバーの先端
には、先端部がファインラインと呼ばれる半径8×40μm(0.3×1.6ミル)の楕円
球面に精密鏡面研磨が施されているライン・コンタクト型スタイラス・チップが装
備されている。コイル・アセンブリは、Jubileeで好結果が得られたカーボン・ファ
イバーで強化された十字型プラスティック・モールドの非磁性体アーマチュアに
6N高純度銀線を巻いて構成されている。磁気回路はJubileeで登場したネオジ
ミウム・マグネット採用の強力なクローズド・マグネティック・サーキットをそのま
ま引き継いでいるようだ。カートリッジのボディとハウジングを構成する部品に
はMIM(Metal Injection Molding)と呼ばれる、金属粉とバインダーの役目を持
つポリマーとの混合材を、精密金型中に噴出成形する技術が新たに導入され
ている。
          アイエー出版 海老沢 徹氏著「フォト・カートリッジ大全」より
 
 
デンオン DL-103
DL-103が最初に登場したのは1966年だった。スタイラスは2段ステップ構造の
パイプで構成されていて、先端にダイアモンド製のスタイラス・チップが取り付け
られたアルミ合金パイプ、中央部には、発電コイルが巻かれる磁性体アーアチ
ュアが取り付けられている。この部分までが振動系を構成し、この振動系はパ
イプ中心に固定された直径0.1mmの細いピアノ線でホルダー部分に0.2mmの
細い間隔を介して保持されている。したがって振動系の運動中心は、この0.2mmの間隔のピアノ線上となる。カンチレバーは外周0.4mm、内径が0.3mm
の耐蝕アルミニウム合金で、表面に厚い硬質のアルマイト処理が施されている
スタイラス・チップは、一辺が0.2mmで長さが0.7mmの小さな角柱ダイアモンド
製で、レコードの音溝に接する部分に向って55度の角度で尖らせて研磨されて
いる。スタイラス・チップの先端部は半径が0.65ミルの球面に鏡面研磨された、
いわゆるコニカル針に仕上げられている。放送局では音楽の頭出しをするため
レコードをターンテーブルごと一緒に手で前後に回して、音の始まりを探し出す
作業が行われる。これは一般のレコード音楽愛好家などの想像もつかない行
為で、レコードの逆回転のよりカートリッジの振動系には通常の逆の力が働き、
レコード音溝およびカートリッジの振動素子には想像を絶する異常な動作を強
いられる。このような強大で異常な力が加わっても、スタイラスの破壊が起きな
いように、カンチレバーは厚いアルマイトで補強され、さらにカンチレバーの振
動中心に近づいて大きな曲げ応力が発生する根元の部分を厚い丈夫なステッ
プ・パイプの2重構造とした。 発電コイルに巻かれる磁性体のアーマチュアは
オルトフォンSPUなどのように正方形の小さな板ではなく、X字体形のアーマチ
ュアを採用している。この形のアーマチュアはB&OのMI型などで使われていた
が、MC型ではDL-103が最初である。
 磁気回路は主要な部分をマグネット、ヨーク、ポール・ピースによって構成して
いる。マグネットには強力な磁界を得るため、当時もっとも大きな残留磁束密度
の得られるアルニコV系のマグネットが採用されている。振動系と発電コイルで
構成されたスタイラスはポール・ピースと前部ヨークとで形成されるギャップに
位置するように固定され、この強大な磁場の真っ只中で、動作を行うことになる
スタイラスの不要な振動を抑え、しかも信号に忠実な動作を妨げないように、
スタイラスは発電コイルの背面にブチルゴム系の軽いダンパを背負ってテンシ
ョンを加えられた状態でポール・ピースに取り付けられている。カートリッジのハ
ウジングには、寄生振動の発生の少ないプラスチックのモールド材を使用して
いる。トーンアームへの十分な取り付け強度を得る為底面積を大きな、幅広の
形状となっている。 DL-103はステレオ・レコード時代の日本を代表する唯一の
カートリッジと言ってもよいくらいに完成度の高い製品である。企画からその完
成まで約1年半、これの開発に関係した人の数の多さも、NHK技研、電音、関連
会社を含めて空前絶後であるといえよう。
           アイエー出版 海老沢 徹氏著「フォト・カートリッジ大全」より
 
 

Ortofon オルトフォン SPU-GE
 
 
 
Ortofon オルトフォン SPU-85Anniversary
 
2003年9月にオルトフォンは再びSPUを蘇らせSPU-85Anniveersary(GE)を
登場させる、SPUの新たな歴史のはじまりとしたようである。オルトフォン自身
もちょうど創業85周年の節目に当たる年でもあった。このSPUの新たな試みは
MCコイルの巻線の線材に、Aucurum(オーキュラム)という新しい材料を採用し
たことと、木材の表面を漆で処理をしたヘッド・シェルを採用したことだろう。
 このどちらも、カートリッジの音色に大きな変化をもたらすことは確かである。
オーキュラムは99.9999%(6N)の高純度銅線の表面を99.99%の純金で覆った
複合クラッド材を使用した、太さ0.03mmのポリウレタン絶縁被覆線材、というの
がその内容である。純度の高い銅線が持つ極めて明快で解像力の高い音色は
ともすれとヒステリックになりがちな、危ういバランスの上に成立しているのだが
その危うさを純金がもつモデレートで豊かな音色が包み込み、全体的にバラン
スのよい表現力に富んだ音を持つカートリッジに仕上げられている。
 一聴して、音楽を楽しむためだけに作られたカートリッジであるのにうなずか
される。これほどにMCカートリッジでは、コイルに使用される線材の重要さを改
めて再認識されるのである。おそらくこの新しい線材に適合したダンパ・ゴムの
選定にも、最新の注意が払われただろう。アルミニウム合金製のカンチレバー
はこの新しい線材のコイルが適合しているといいたいほどのバランスのよさで
ある。さらに好ましいのは、スタイラス・チップが、最もよい音のする比率の先端
形状である0.3×0・7ミル(8×10μm)の楕円形のチップに戻ったことである。
適正針圧が3.5grと楕円針としては重めであるが、これはおそらく最近の楕円型
が、旧来の純楕円型ではなく、より重めの針圧にも耐ええるライン・コンタクト型
に近い改良型の楕円針となっている証左であろう。一般的な見解として、オルト
フォン・タイプのMC型カートリッジでは、原器といえるSPUを初めとして、振動系
を制御するダンパの構造とそれに使用されるブチル系の人造合成ゴムの材質
特に硬度が制限を受け、コンプライアンスをそれほど高く設定できない。ゴムの
硬度が低く柔らかいダンパを採用した軽針圧動作のカートリッジは、どうもあま
りよい音に仕上がらないし、経年変化が大きく、振動系の動作が不安定に陥り
やすい。そのような理由で、オルトフォン・タイプのMC型カートリッジは2.5gr以
上の比較的最適動作針圧の高い製品が多い。この重針圧、楕円針のごとき音
溝に接する面積が小さいタイプのチップでは、音溝の変形が大きく、弾性変形
領域を超え、塑性(そせい)変形を起こして音溝の永久変形を起こす恐れが常
に付きまとう。その点、新しいライン・コンタクト型楕円針は、球面音溝への接触
面積が縦に線状に長く設計され、音溝の壁の変形が少なく、そのぶん針圧を加
えやすい。さらに従来のコニカル型や旧楕円型で部分的に変形が残ってしまっ
た音溝でも、ライン・コンタクト型では、変形部分をブリッジしてトレースが可能と
なる。したがって、適正針圧範囲も広く、最近のMC型には安心して使えるスタイ
ラス・チップといえる。ヘッド・シェルも大きくカートリッジの音色を左右する部分
である。
 SPU-85Anniversaryでは、ヘッド・シェルは飛騨高山の木細工師と石川県の
漆工芸師の伝統技
術を巧みに組み合わせた細工物である。
使われている木はブナとのことである。

    アイエー出版 海老沢 徹氏著「フォト・カートリッジ大全」より
 
 
 
Ortofon オルトフォン MC Kontrapunkt-a
 MC Kontrapunkt-aは、基本的にはMC Jubileeの改良発展型で、
MCシリーズの一族に位置づけられるだろう。Kontrapunktは英語の
Counterpoint、音楽技法でいうとこるの対位法である。
振動系を構成するカンチレバーは、Jubileeが極細のボロン・ロッドを採用して
いたのに対して、外径0.5mm、厚み0.04mmの極めて細いアルミニウム合金の
ストレート・パイプになっている。しかも、細さゆえの強度の低下を抑えるために
アルミニウム合金には、微量のマグネシウムとシリコンを含有する、極めて抗
張力が高い新しい材料が採用されている。この新素材のカンチレバーの先端
には、先端部がファインラインと呼ばれる半径8×40μm(0.3×1.6ミル)の楕円
球面に精密鏡面研磨が施されているライン・コンタクト型スタイラス・チップが装
備されている。コイル・アセンブリは、Jubileeで好結果が得られたカーボン・ファ
イバーで強化された十字型プラスティック・モールドの非磁性体アーマチュアに
6N高純度銀線を巻いて構成されている。磁気回路はJubileeで登場したネオジ
ミウム・マグネット採用の強力なクローズド・マグネティック・サーキットをそのま
ま引き継いでいるようだ。カートリッジのボディとハウジングを構成する部品に
はMIM(Metal Injection Molding)と呼ばれる、金属粉とバインダーの役目を持
つポリマーとの混合材を、精密金型中に噴出成形する技術が新たに導入され
ている。
          アイエー出版 海老沢 徹氏著「フォト・カートリッジ大全」より
 
 
デンオン DL-103
DL-103が最初に登場したのは1966年だった。スタイラスは2段ステップ構造の
パイプで構成されていて、先端にダイアモンド製のスタイラス・チップが取り付け
られたアルミ合金パイプ、中央部には、発電コイルが巻かれる磁性体アーアチ
ュアが取り付けられている。この部分までが振動系を構成し、この振動系はパ
イプ中心に固定された直径0.1mmの細いピアノ線でホルダー部分に0.2mmの
細い間隔を介して保持されている。したがって振動系の運動中心は、この
0.2mmの間隔のピアノ線上となる。カンチレバーは外周0.4mm、内径が0.3mm
の耐蝕アルミニウム合金で、表面に厚い硬質のアルマイト処理が施されている
スタイラス・チップは、一辺が0.2mmで長さが0.7mmの小さな角柱ダイアモンド
製で、レコードの音溝に接する部分に向って55度の角度で尖らせて研磨されて
いる。スタイラス・チップの先端部は半径が0.65ミルの球面に鏡面研磨された、
いわゆるコニカル針に仕上げられている。放送局では音楽の頭出しをするため
レコードをターンテーブルごと一緒に手で前後に回して、音の始まりを探し出す
作業が行われる。これは一般のレコード音楽愛好家などの想像もつかない行
為で、レコードの逆回転のよりカートリッジの振動系には通常の逆の力が働き、
レコード音溝およびカートリッジの振動素子には想像を絶する異常な動作を強
いられる。このような強大で異常な力が加わっても、スタイラスの破壊が起きな
いように、カンチレバーは厚いアルマイトで補強され、さらにカンチレバーの振
動中心に近づいて大きな曲げ応力が発生する根元の部分を厚い丈夫なステッ
プ・パイプの2重構造とした。 発電コイルに巻かれる磁性体のアーマチュアは
オルトフォンSPUなどのように正方形の小さな板ではなく、X字体形のアーマチ
ュアを採用している。この形のアーマチュアはB&OのMI型などで使われていた
が、MC型ではDL-103が最初である。
 磁気回路は主要な部分をマグネット、ヨーク、ポール・ピースによって構成して
いる。マグネットには強力な磁界を得るため、当時もっとも大きな残留磁束密度
の得られるアルニコV系のマグネットが採用されている。振動系と発電コイルで
構成されたスタイラスはポール・ピースと前部ヨークとで形成されるギャップに
位置するように固定され、この強大な磁場の真っ只中で、動作を行うことになる
スタイラスの不要な振動を抑え、しかも信号に忠実な動作を妨げないように、
スタイラスは発電コイルの背面にブチルゴム系の軽いダンパを背負ってテンシ
ョンを加えられた状態でポール・ピースに取り付けられている。カートリッジのハ
ウジングには、寄生振動の発生の少ないプラスチックのモールド材を使用して
いる。トーンアームへの十分な取り付け強度を得る為底面積を大きな、幅広の
形状となっている。 DL-103はステレオ・レコード時代の日本を代表する唯一の
カートリッジと言ってもよいくらいに完成度の高い製品である。企画からその完
成まで約1年半、これの開発に関係した人の数の多さも、NHK技研、電音、関連
会社を含めて空前絶後であるといえよう。
           アイエー出版 海老沢 徹氏著「フォト・カートリッジ大全」より
 
 

Ortofon オルトフォン SPU-GE
 
 
systemS JBL C-31を鳴らす
C-31H FRONT-LOADED CORNER HORN {1953}←ALTEC 1570Bメイン
  ←ALTEC 1567Aプリ←EMT930、ミュージックバード放送
JBL Harkness ハークネスについて  
Stereo Sound 「音の世紀」より 菅原正二著  
いろいろありましょうが、「二十一世紀に持って生きたいスピーカー」を挙げろと
言われれば、迷わず、僕はJBLのこのC40「ハークネス」を挙げる。
「ハークネス」のユニット構成は、広帯域、高能率ウーファー「130A」と音響レン
ズ付コンプレッションドライバー「175DLH」を「N1200」ネットワークでつないだ2
ウェイであるが、これがいい。JBLサウンドの原点は、15インチフルレンジの
傑作「D130」にもちろんあると思っているが、その「D130」のよさをもっとも発揮
足らざるを補って完成度を上げるには二つの方法がある。ひとつは「N2500」あ
るいは「N2600」ネットワークを介して、「075」との2ウェイ。
もうひとつが「N1200」で「175DLH」を追求した2ウェイなのであるが、後者の場合、ウーファーは、「D130」のままでいいし、「130A」にして素性は変らず、はじめに
「D130」を所持していたならそのまま、はじめから「175DLH」との2ウェイでいくな
ら「130A」という具合でいいと思う。この2ウェイのユニット構成がいかに優れて
いるかはJBL社から公表されているユニット構成表にもあきらかで、そのナンバ
ーは「001」である。つまりは「ナンバーワン」、JBL社のもっとも自身がうかがえ
るユニット構成と信用していいだろう。そして、このユニット構成はもともとが「劇
場用」であった。実戦で実績をあげたスピーカーユニットを「家庭用」スピーカー
システムにそのままぶち込んで流用するというやり方は、アルテック社とJBL社
の特技だが、JBL社のほうが少し熱心であっただけである。
 作業着姿の劇場用スピーカーユニットに、アルテックは通勤用スーツを着せたが、JBLは、これにネグリジェとナイトドレスの両方を着せて出るところに出したのだ。

                                                
 {ユニット構成がC31とほぼ同じです}
JAMES B. LANSING SOUND INK. Model D31050
Fron-loated corner hone speaker system
★also uses back wave by means of two reflex chambers
for additional lowend loading
★size: 49"h×28"d×371/2"w  
★Model D31050
(Model C 31 enclosure with two 130B woofers,
D175 horn-driver, N1200 crossover)
 $569,25   premium woods $269

JBL C31 D31050 
JBL最初期を飾るシステム。
アルテックの821Cシステムに似た構造をもっているが、バックチェンバーを
独立させて上のウーファーが密閉、下がバスレフ動作を行う。
フロントロードホーンをもつコーナーエンクロジャーに130Bウーファー2個と
D175の2Way
 
 
1952年 The Jim Lansing カタログ
 
1955年JBLカタログ
1956年JBLカタログ
1957年JBLカタログ
1962年JBLカタログ
 
 
 

音の逸品館 (1926〜2016) vol.45
JBL SG520
グラフィクコントローラー

出力電圧:3V/定格
周波数特性:20~20000Hz
全高調波歪率:0.15%
入力感度:Phono:6/47kmV
Aux:300/100kΩ
SN比:Phono:90dB
トーンコントロール:
低音域 20Hz±17dB
高音域 20kHz±21dB
フィルター:高音域-2dB

 
 
 
 
 
 
 
 
 音の逸品館 (1926~2016) vol.64
KRELL KSA-150
KSA-150は常にA級動作にこだわり、従来通りの充分なアイド
リング電流を流すオーソドックスなA級動作設計をベースとし
ながら最新の可変バイアス技術を組み合わせることで、...
冷却ファンを排除。
回路構成はバランス伝送・バランス駆動となっており、
入力にはアンバランス入力のほかにバランス入力も装備す
ることでバランス伝送を実現。駆動回路においては信号の
+側用と−側用をそれぞれ独立させた完全バランス駆動を
採用。出力端子は片チャンネルあたり2組の端子が設けられ
ておりバイワイアリング接続が可能。
クレルの誇る耐熱構造とサーマルコントロール技術によっ
て使用素子やパーツを常に最適温度に保持。これにより高
い性能を発揮するとともに出力デバイスの大幅な長期化に
成功している。また、専用の自動調整バイアス回路とDC
オフセットを開発して採用することで、アンプの安定動作
を確保。一連のオプトカップルド回路がアンプの動作を常
に監視し、DC電源の異常や回路のショート、発振、AC電
源の異常などからアンプとスピーカーを保護している。
またこの保護回路はこの他にも部品不良や配線不良、装
置誤動作、本体故障などに起因する損傷を総合的に防止す
る設計ともなってる。
KSA-150では出力は150W/8Ωと記載されていますが、実際
には240W/8Ωのパワーを取り出すことが可能。
また、スピーカーが低インピーダンスの状態でも問題なく
ドライブできるように設計されてる。
型式 ステレオパワーアンプ
出力 300W+300W(4Ω)
150W+150W(8Ω)
入力感度 1.75V
入力インピーダンス 47kΩ
周波数特性 5Hz〜85kHz -3dB(パワーバンドワイド)
全高調波歪率 0.1%以内
SN比 96dB以上
ダンピングファクター 150
消費電力 325W(常時)
700W(最大消費電力)
外形寸法 幅475×高さ213×奥行418mm
重量 35kg
1989
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
アルテック・メインアンプ ALTEC LANSING 1570B Amplifier
 
 
 
ALTEC LANSING 1567A Mixer Amplifier
 プリアンプとして改造。WE420使用
 
 
REVOX B225 CDプレーヤー
 
CS-PCM TUNER MDR-2000
 MUSIC BIRD を聞きます
BARC-EMT 930st STUDIO TURNTABLE
1990年にBARCOが復活させたEMT930、100台限定でした
EMTについて   (山中敬三氏著「オーディオ博品館より)
 EMT927Dstの魅力を要約すれば、アナログディスクのプレイバックシステム
として、伝統的でオーソドックスな手法によるメカニズムの素晴らしさが、類例に
ないプレイバック・パフォーマンスに完璧に結びついたというところにあると思う
完全にプロフェッショナルな機器として設計された本機であるが、特にこのDst
モデルの場合、その設計基準が通常のブロードキャスティング・ユーズとは異
なり、レコードスタジオやラボラトリーのプレイバック・リファレンスとして考えられ
たものだけに、性能上で更に十分なマージンを考慮して、よりシビアな内容とな
っている。ドイツの機械に対する設計思想は、一般的にあくまで合理性を追求
するものが多いだけに、このようなプロフェッショナルな機器の要求の厳しさに
出会ったとき、それにふさわしい設計上の手当てがされて、この927のような
傑作が誕生したのであろう。

 
 
 
JBL L-300+KRELL KSL-2 プリアンプ+JEFF ROWLAND  Model 2
 
         
         
         
         
         
         
         
         
 
REVOX B225 Compact Disc Player User's Manual
       
       
BURMESTER 808 Mk2 Pre Amp Owner's Manual
       
GOLDMUND MIMESIS 8.5Power Amplifier User Manual
       
MUND MIMESIS 28 Power Amplifier User Manual
       
       
FM ACOUSTICS LTD FM 611X Power Amplifier Instruction Munual
       
       
Birdland Audio Odeon-Lite Owner's Manual
       
       
       
 
BARCO-EMT EMT 930 Studio Turntable Instruction Manual