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オーディオの歴史館
Voigt Domestic Hornを分解する
ヴォイト・ドメスティックホーン 
英国のダイナミックスピーカーの技術的発展の中で活躍したPaul Gustavus Adolphus
Helmuth Voigt が Voigt Patents Ltd.の会社を持ち、1926年から1933年にわたりスピ
ーカー特許を次々と取得し、1933年には「Tractricホーン」と結合した特徴あるコーン・ダイナミッ
ク型ドライバーを先陣を切って発表。このスピーカーは高能率で広帯域再生を狙ったホーンスピ
ーカーを実現する為に開発された。
放送やレコード録音にコンデンサーマイクロフォンやベロシティーマイクロフォンが使用されるよう
になった1934年頃からは広帯域再生に注目が集まるようになって、ヴォイトはこれに対応して
同年に室内のコーナーにホーンを置き、両壁面と床面による音放射が改善できることを利用した
低音再生用折り曲げホーンを製品化した。
このホーンはPA用やトーキー映画館ホーンスピーカーと違って低音再生帯域を効率よく再生し
ています。 これはクリプッシュ型ホーン(1941年)よりも早く、家庭用ホーンスピーカーの新しい
形態として登場しました。
(無線と実験誌より)
反射面までつき板をしているのは珍しい
ホーンの材質が覗けるが石膏のようです
上より覗く
前蓋はこの一本のビスだけで開く
前蓋の裏面 前蓋を取った状態
A Primer on the Popular Lowther Horn Loudspeaker
There were no high-powered amplifiers in the early 1930s when P.G.A.H. Voigt
(Paul Voigt) designed his first  loudspeaker with a permanent magnet. As a result,
a speaker with very high sensitivity---the legendary Voigt Corner Horn---was born.
Powered with the low-output tube amplifiers of the day, a horn speaker could push
enough air to fill theaters with sound. Mr. Voigt soon joined up with gramophone
manufacturer Peter Lowther; since then, the basic concept of a Lowther speaker
has not changed much. The principles of horn loading are still the same,
and the return of tubes (especially single-ended designs) completes the picture.
Sometimes when I listen to my Lowther system, I am reminded that this design
can compete with all kinds of modern, expensive stuff.
スピーカー室の蓋
スピーカー室の蓋の裏
 ヴォイトの呼称口径16cmのコーン型ホーンドライバー。
メイン有効振動板径6インチ、サブコーン径3・5/8インチ。センターダンパーは糸吊り。
磁気器回路は大型のフィールド型で16000〜17000ガウスの空隙磁束密度を得て
磁器飽和させているためムービングコイルに流れる交流電流が磁気歪みを受けない。
またその相乗効果でムービングコイルの高音域での電気インピーダンスは、
インダクタンス分の増加を抑えることが出来、高音域のレベル改善に役立つ。
また、高能率化にためムービングコイルにはアルミ線を使用するなどしている。

糸吊りダンパー
ヴォイトのマグネットのパテント ヴォイトのロゴ
底面より出る低音用音道 此処にスピーカーを置くだけ
スロート部はセメントのようです
背面に行く音道 底より覗く
16cmコーンスピーカーでこの重さです
フィールド電源
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